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赤ちゃん語がわかる魔法の育児書 2―0~4才しつけ編

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レビュー(Amazon.co.jp)

   子どもが大きくなればなるほど、親のしつけが問題になる。乳飲み子のころは、どんなにわがままな暴君にしてしまっても苦労するのは当の親だけ。いわば自業自得だ。でも、幼児となって行動範囲が広がるとそれだけではすまない。他人との接し方を教わらず、自分の感情や行動のコントロールもできない子どもは、ほかの子どもや親に迷惑をかけ、そのうちにはじきだされてしまう。

 「赤ちゃん語がわかる魔法の育児書」シリーズの最新刊である本書の最大のメッセージは「困った子どもになるのは親の責任」ということだろう。いつまでたっても1人で眠らない、意味もなく人をぶつ、ママやパパから離れられない、かんしゃくを起こす…親を振り回す困った子どもの癖は、実は親が作り出し、あるいは助長してしまった可能性が高い。「この子はまったく」と嘆くばかりで、してはいけないことや生活のルール、スケジュールをきちんと教えていないのではないか、というわけだ。

   本書には外出時の行儀が悪い、友達とうまく遊べない、ほしいものをねだってかんしゃくを起こす、おしゃぶりをはずせない…よくある子どもの困った習慣やトラブルとその対処法が体験をまじえて具体的に紹介されている。子どものわがままにきちんと対処できず、事態を悪化させ、うろたえる親の姿は、同じような年代の子どもをもつ親なら他人事には思えないだろう。

   慢性的な悪習慣を改めるには、数週間、数か月かかることもある。泣き叫ぶ子どもを見ると親はつい、しつけを放棄したくなる。でも「決まりや限度、挫折は人生の一部。それに耐えることを親が教えてあげるべき」という著者の姿勢は正しいと思う。本書は「親である覚悟」を教える「親育ての本」ともいえるのだ。(栗原紀子)

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